© Taro Izumi
Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo
デカメロンでは2023年12月22日(金)から2024年1月20日(土)まで、「苦いみらい」~黒木コレクション展~を開催します。
フランスを代表する現代美術家ソフィ・カルと東京オペラシティギャラリーでの個展が記憶に新しい現代美術家 泉太郎の作品により構成されるコンセプチュアルな展示をご鑑賞いただきます。
デカメロンは2020年に東京都新宿区歌舞伎町の中心地で開廊。言葉の認識をテーマとしコンセプチュアルな作品を選定しました。2021年から、年間テーマを設け、新宿歌舞伎町で作品展示を行う意義を作家と共に再考して行くことをベースに継続して展示を実施。また、同スペース1Fでは作品観賞前後で対話が生まれるようなbar を設ける事で、スペースに於けるインタラクティブ性の向上を担ってきました。
今回、デカメロンに於いては初の試みとしてアートコレクターに焦点を当てたコレクターのコレクションによる展示を開催。その第一弾としてアートコレクター黒木健一氏のコレクション展「苦いみらい」を実施します。黒木氏は1968 年生まれ東京都高井戸在住の会社員であり、2011 年から現代アート作品を中心にコレクションを開始します。近年、自身のアートコレクション作品から構成するサイトスペシフィックな展示を継続的に企画実施。また本年10 月には、アートコレクターユニット"THE BLACK FENCE"として「高井戸芸術祭」を企画実施するなど、精力的な活動を行っています。
「近年国内のアートブームはさらに熱を帯び現代アートをコレクションするコレクターも着実に増え市場も活性化していると聞きますが、その反面、コレクターにコレクションされた作品は個人所有のため、公に目にするチャンスは殆ど無くなってしまいます。少しでも多くの方々に作品を楽しんで頂きたいという強い思いからコレクション展や芸術祭などを継続的に自主企画しています。作品自体も鑑賞されることで益々輝くはずと信じています。」
「コレクション展を企画する際には、自身が興味のあること、記憶に残したいことなどを軸に、展示場所や地域の成り立ちや雰囲気などを出来る限り意識したサイトスペシフィックな内容にしたいと考えています。今回の展示「苦いみらい」では“苦味”をテーマに、コンセプチュアルな作品を多く生み出してきたソフィ・カルと泉太郎の作品から構成。今回の展示プランにある全ての作品は共通して、タイトルにある“苦い”経験をもたらします。2023年5月、コロナが5類に引き下げられ日常が戻りました。展示場所のある歌舞伎町は、いまや人であふれかえっていますが、コロナ禍では何度もNEWSで取り上げられた街でもあります。"WithからAfterへ"。苦みを感じながら時代の大きな変化を振り返ります。」
開催日時
2023年12月22日(金)~2024年1月20日(土)
火~土 17:00~27:00
日・月 17:00~24:00
※年末年始12/31~1/4 は休み、営業時間詳細は要問合せ
アーティスト
ソフィ・カル、泉太郎
開催会場
デカメロン 東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-4 2F
参加費用
鑑賞料 ¥500
実行運営
主催:デカメロン
企画:黒木健一
協力:Take Ninagawa