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デカメロン

竹久直樹、鳥井祥太、松田将英
「新宿流転芸術祭」
2022.4.29(Fri)~6.22(Wed)

ディレクター:黒瀧紀代士(デカメロン)
キュレーター:風間美希(TOKYO culture research)/吉田山(FL田SH/FLOATING ALPS LLC)

新宿・歌舞伎町のアートスペース「デカメロン」と代々木のgallery10[TOH]では、4月29日(金)~ 6月22日(水)の期間「新宿流転芸術祭」を開催します。

昼夜欲を下地とした出会いが繰り広げられ、朧げな幻想が彷徨い続ける新宿。
そこは今も「以前」という亡霊が明滅を繰り返しています。
本展では新宿と代々木の2会場を舞台に異なる領域で活躍する3名の作家の個展を循環させることで、新宿という街を形容し、刹那と儚さを表現します。

参加作家は
竹久直樹、鳥井祥太、松田将英。

ディレクターは
黒瀧紀代士(デカメロン)

キュレーターは
風間美希(TOKYO culture research)
吉田山(FL田SH/FLOATING ALPS LLC)

が務めます。

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団、アーツカウン
シル東京【ライフウィズアート助成】
協力:株式会社スキマデパート・Smappa!Group
企画:新宿流転芸術祭
主催:株式会社ワインライス

そこは欲を下地に刹那と儚さを引き換えながら、昼夜様々な出会いが繰り広げられている。

記憶は朧げな幻想となり、そして「以前」という亡霊が今も明滅を繰り返しながら彷徨い続けている。

過去は振り返れるだけで触れる事は出来ない。

その上それは私さえも欺き、その名残は私のものである かも定かではなかった。

「新宿流転芸術祭」は
新宿区/歌舞伎町と代々木にある会場を中心に異なる領域で活躍する3名のアー ティストによる個展を2部制に分け、

参加者/鑑賞者だけでなく作家と作品の展覧会場をも循環させ、

その連環による動的な作用が認識の弛緩を生じさせる事を企図している。

恐らく、本芸術祭の参加者/鑑賞者は

「これは芸術祭なのだろうか?」

と疑問を抱く事だろう。

至極真っ当な疑問だ。

ただ、故に本展タイトルの

「新宿」/「流転」/「芸術」/「祭」

というそれぞれの言葉が機能し、
参加者/鑑賞者に対して立ちあがってくる事を期待している。

代わり映えのしない毎日を、出口の見えない日々を、この土地では祝祭として立ち上げながら、

やがて訪れる静けさを真摯に迎えている。

時が移ろい、その名残が例え私のものでなかったとしても。

黒瀧紀代士

作家プロフィール

竹久直樹 Naoki Takehisa
1995年生まれ。
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース卒、
2019年よりセミトランスペア レント・デザイン所属。
主にソーシャルメディア普及後における写真を扱いながら、撮影を行う。
鳥井祥太 Shota Torii 1992年生まれ。
2016年に東京芸術大学先端芸術表現科卒業。
現在は東京を拠点に活動。
シニシズムが 蔓延している現代において、
真摯なナラティブはいかにして表象できるかということを念頭に制作活動を続ける。
松田将英 Masahide Matsuda
1986年生まれ。
ベルリン、東京で活動。
ソーシャルメディア以降の匿名性やセレブリティ、
エコノミー や景観へとコンセプチュアルに介入するアーティスト。

ディレクター/キュレータープロフィール

黒瀧紀代士 Kurotaki Kiyoshi / ディレクター
1986年生まれ。
アーティスト、新宿・歌舞伎町アートスペース「デカメロン」キュレーター、ディレクター。
風間美希 Kazama Miki / キュレーター
2008年森ビル株式会社入社。
森ビル新領域企画部および文化事業部に所属。TOKYOcultureresearch 代表。
吉田山 yoshidayamar / キュレーター
富山県うまれアルプス育ちの芸術実業家
2021年8月11日 FLOATING ALPS LLCを立ち上げる
2021年 渋谷区代々木ギャラリーTOH ディレクション

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